日日是偏愛

気負わず心地よく暮らしたいふつうの主婦が、偏愛する品々について気ままに覚え書きしています。

ミネラル ビー エレメント フライパン (de Buyer)

気が付けば、鉄製のフライパンに切り替えて1年8か月も経っていたので、ここらでちょっと感想をまとめておこうと思います。
テフロンのフライパンから切り替えようかな~と思っている人の参考になれば幸いです。
わたしが鉄製のフライパンに切り替えようと思ったきっかけは、それまで使っていたT-fal のフライパンのテフロンコーティングがだめになってしまったからでした。
T-fal の使い勝手が悪かったわけではないのですが、また新しいテフロンコーティングフライパンを買っても、また数年後には買い替えになることが目に見えていたので、ちょっと嫌だなぁと、鉄製のフライパンについて調べ始めました。

いろいろ調べた結果、リバーライトという日本製の軽く使いやすそうなフライパンと、ドイツ製の堅牢な一体型のTURK(ターク)、そして結果的に購入したフランス製の de Buyer(デバイヤー) に絞りこみました。

<リバーライト>

RIVER LIGHT 極 フライパン 26cm 12K26

長所は、軽いところ。鉄製のフライパンというと、とにかく重いイメージがありますが、こちらは軽くて女性でも扱いやすそう。
また、26cmで定価でも5500円程と、非常にお値打ち感のある価格設定です。
短所は、軽い=鉄が薄いので、ステーキやグリル・ロースト調理には向いてなさそう。
取っ手が木なので、汚れそう。簡単に緩んだりはしなさそうですが…。
コーティングがされているので手入れが簡便な分、鉄ならではの風合いにやや欠ける。

<TURK(ターク)>

turk ターク Classic Frying pan 26cm クラシックフライパン 65526 鉄 ドイツ並行輸入品

長所は、とにかくかっこいい!(笑)
ブランドの評価は(品質も含め)ピカイチですね。無骨な風合いのこなれ感が素敵。
一枚の鉄から叩き出して作られているので、つなぎ目が無く、衛生的で堅牢。
短所は、重いこと、そして何より、高いです…。
わたしが調べた時は、20000円程していた気がします。
今、Amazonで調べたら15000円くらいだったので、少し心がぐらつきました(笑)

<de Buyer>

de BUYER ミネラルビー エレメントフライパン 26cm 5610.26

長所は、非常にベーシックなところ。ザ・フライパン、という佇まい。
デザインがスマートで、ロゴやマークがかわいい。
TURK が男性的なのに比べ、de Buyer は細面な印象です。
柄が立ち上がっている分、TURKに比べて横幅を取らず、我が家では収納しやすそう。
厚みがあるので、ステーキやグリル・ロースト調理も上手にできそう。
そして、本格的な鉄製フライパンにしては安いです。5000円程度!!
(現在では1000円程値上がりしているようで残念です)
短所は、厚みがある分、しっかりどっしりと重い。
つなぎ目があるので、緩まないか心配。

…というわけで、厚み、デザイン、価格について考慮した結果、Amazon で de Buyer のフライパンを購入しました。
このお値段だったら、最悪、使いこなせなくても泣きたくはならないだろう、というリスクヘッジも込みです。

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届いた荷物を開けてみると、なんともおしゃれな梱包です。
フランスパンでも入ってそうな紙袋に包まれています。
かわいい! テンション上がる!
 
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開封したところ。
ピカピカのシルバーです。柄はコーティングされています。
TURK ほどメジャーなブランドじゃないので、偽物の心配は無いと思いますが、きちんとしたラベルや説明書も付いていて安心です。
 
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柄のブランドロゴ部分アップ。かわいいですね。
このシリーズは蜜蝋で錆止めのコーティングがしてある(使用前に熱湯で除去します)ので、蜂さんマークが入っています。
 
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説明書。
フランス語の部分は結構丁寧に書いてあったのですが、多言語の説明はこんな感じです。さすがフランス…(笑)
他の鉄製フライパン同様、使用前に焼きを入れる必要があるのですが、かなりあっさりとしたもので、高温で長時間がんがん火を入れるようなことはしなくていいようです。
使用時は高温でフライパンを余熱してから少し火力を下げて調理します。
 
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1年8か月経過、現在の様子。
新品の頃と比べて、鈍い色になっています。
これでも、直前の調理でバルサミコ酢を使ったソテーをしたので、色が白っぽくなっている状態です(説明書参照)。
こびりついてしまった時は、使用後にお湯を入れて煮たてて汚れを浮かせ、たわし等で擦ってお湯で洗います。洗剤は使いません。
洗い終わったら、ふきんでさっと拭いて、火を入れて完全に水分を飛ばし、キッチンペーパーを少量ちぎって内側全面に油を塗って終わりです。
面倒に思えるかもしれませんが、テフロンは使用後すぐに水で流せませんし、ガシガシ汚れを擦ることもできないので、手間で言ったらイーブンかなぁと思います。

使い勝手についてですが、心配していた割に、案外すんなりと馴染むことができました。
食材によってはどうしてもくっついてしまうこともありますが、ステンレスのターナーで鍋肌をこそげるようにすると大抵はうまく剥がれます。
テフロンコーティングの場合は力を入れて擦ってはいけないので、鉄製の方が使用時に気を遣わなくてよく、楽なくらいです。
炒め物はもとより、ステーキやソテー、餃子(ぎゅうぎゅうに入れるとターナーが入らず返せなくなるので注意)、チヂミなどなど、毎日の料理に活躍しています。
ただ、やっぱり重いです。
こればっかりは慣れたところで軽くなるわけではないので、お皿に料理を移す時などは、短時間持ち上げてさっと移すか、置いたままスプーンで移すかのどちらかです。
フライパンを煽ることも難しいかもしれませんが、うちはIHなので、そもそも置きっぱなしでしか調理していません。

そろそろテフロンを卒業したいけど、鉄製は面倒で難しいのでは…と思っている方。
ずぼらなわたしが使い続けていられるくらいですので、案外敷居は低いですよ(笑)
みなさんも、鉄製のフライパンを育ててみませんか。

de BUYER ミネラルビー エレメントフライパン 26cm 5610.26

de BUYER ミネラルビー エレメントフライパン 26cm 5610.26